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    「プロ経営者」の条件 折口雅博
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      「プロ経営者」の条件
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      今年21冊目。おススメ度★★★★☆
      結論:「結果」を出す経営者にはやっぱり「原因」があった

      著者の折口氏といえば、商社(日商岩井)出身の経営者で「ジュリアナ東京」「ヴェルファーレ」という超メジャーなディスコのプロデュースを手掛けた「時代の寵児」として、そして、グッドウィル・グループ設立以降は人材派遣ビジネスをベースに設立4年5カ月で株式を公開、株式公開で得た巨額の資金を売上数億円だったコムスンに投じ(子会社化)、介護ビジネスを短期間に軌道に乗せ歴代2番目のスピードで東証1部上場を果たした「やり手経営者」として知られています。

      本書を読むまでは、総合商社出身で「でかいことをやる」ことが好きと公言し、ディスコをやったかと思えば、全く関連性のない介護に手を出す「派手な奴」というのが私の折口氏に対するイメージでしたが、見事に裏切られました。

      まず、驚いたのは彼の幼少時代から大学生になるまでの彼の成長の軌跡です。父親は東京・大田区で人口甘味料(サッカリン、ズルチン)の生産会社を経営し、業界団体の長を20年以上にわたって務めるほどの実力者で、200坪の家にはお手伝いさんと高級外車付きという恵まれた家庭に著者は生まれ育ちます。そして、5歳のとき、父親がアメリカに出張に行ったときに撮ってきたディズニーランドの映像に強烈な衝撃を受け、以来大きなことをすることが「夢」になったそうです。

      そんな裕福な日々もつかの間、10歳のとき、人口甘味料に発ガン性の疑いがあると発表され、父親の会社は業界もろとも、あっという間に倒産、生活保護を受ける生活に転落し、あげくの果てに両親が離婚する事態となります。

      しかし、ここからが著者の「ただ者でない」ところ。悔しく、惨めな日々の中で「いつか力をつけ、大きなことをやってやる。絶対に勝ってやる。」と負の感情を起業の原点・エネルギーに変えたそうです。

      中学生のときには、自分の生活費を捻出するため、土・日は身分を中学生と偽ってマクドナルドでアルバイト。高校進学に際しても、埼玉県で当時2番目の進学校であった熊谷高校に合格するも、経済的な事情から入学金・授業料が免除され、学びながら給料がもらえるとの理由で横須賀市の陸上自衛隊少年工科高校に入学。

      そこで待っていたのは、不合理な命令や実弾を使った突撃訓練。ここでも「あのときの恐怖や辛さに比べれば、どんな苦境だって大したことはない」とその経験をその後の糧としています。

      寮の消灯時間後、時には毛布にくるまりまがら受験勉強をして防衛大学校に進学。金銭的な事情とパイロットになりたかったため防衛大を選びますが、大学4年生のとき読んだナポレオン・ヒルの『成功哲学』をきっかけに「もっと発展性のある、でかい仕事をしてみたい」と思うようになり、商社マンを志望、日商岩井の人事課長に「私を採用すれば絶対、会社は儲かります。儲けさせる自信があります。」と直談判し見事内定を勝ち得たそうです。

      その後は、東京・芝浦の倉庫会社のオーナーからの空き倉庫の有効活用の相談があったのをきっかけとして、瞬間的にひらめいたというディスコ(ジュリアナ東京)の企画に突っ走っています。

      「毎日満員であること」がディスコの価値と本質をつかみ、最初は無料招待券も使う戦術が奏功し大成功を収めたのもつかの間、利権争いに敗れ、残ったのはピーク時7000万円に達した借金。町金融にも手を出すほど資金難に見舞われますが、2年以上走りまわった末にエイベックス、オリックスなどの協力のもと開業した世界最大級の超巨大ディスコ「ヴェルファーレ」がそれを救います。しかし、ここでまたしても資本の論理で社長から副社長に屈辱の降格をさせられ、最終的には辞表を提出するはめになっています。

      この様に、順風満帆ではなく、むしろ波乱万丈の人生の軌跡を辿ってきた著者ですが、2つのディスコでの経験を踏まえ、グッドウィル・グループの急成長を導いた経営手腕は高く評価できます。

      そうです、彼の成功(結果)は偶然ではなく、そこには「夢と志」、「技術と仕組み」、そして、「執念と鉄の意志」という裏づけ(原因)があればこそであることが、本書を読めば理解できます。以下、特に印象に残った点をあげたいと思います。

      1 強いビジョンと欲望                             でっかいことがしたい。大きくなって大きく社会貢献がしたい。そして、これが究極の自己満足、自己実現になっていく、との考えのもと、毎日毎日、「必ず自分は夢を実現するんだ」と念じ続け、止むことなく努力を続けることの大切さ。そして、何よりも自分は何がしたいのか、どうありたいのかが明確になっていることが重要だと深く感じました。

      2 ものごとの「本質」を正確に捉える                      ある事業が成功するかどうか、それをボーリングに例えるならストライクを取ることであると著者は述べています。ストライクを取るためには、センターピン、つまり一番真ん中のピンを外してはならないという理論(「センターピン理論」)です。ディスコのセンターピンは「いつも大勢の人がいて、毎日盛り上がっていること」、介護サービスのそれは「居心地のよさ」であることをよく理解したからこその成功であることがよくわかりました。そして、当事者意識にこだわれば、ビジネス感覚は磨かれ、‘センターピン’を見抜くことができると著者は言います。

      3 正しいことをする                              コムスンの事業スタート時には、厳しい批判や誤解、バッシングとも思えるような報道が多くなされました。でも、著者はまったく動じなかったそうです。なぜなら、自分は世の中にとって正しいこと、社会の役に立つことをしているという自信があったからです。

      4 企業理念の重要性                              「グッドウィル・グループ十訓」が経営陣、全従業員に浸透しており、決して「金儲けがすべて」の体質になっていないことが様々な雑音にも動じない体質を作っていると思われます。

      グッドウィル・グループは2015年の連結売上高1兆円のサービスコングロマリット、複合企業のトップを目指し、「人材ビジネス」「健康ビジネス」に次ぐ新たな軸として「感動ビジネス」(レストラン事業の世界的な展開)を加え、力強く走り出しました。以上のとおり、様々な試練を糧にして、人並み外れた高い志と事業意欲を持って邁進する折口会長のもと、グッドウィル・グループはきっと成功するに違いない、そう感じざるをえません。

      なお、本書のカバーには「ゼロから1400億円。東証1部上場企業を創った男の成功哲学」と書かれていますが、2007年6月期はクリスタル買収により売上高5500億円程度が見込まれています。
      | becomerich | 書籍(ビジネス全般) | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      仕事は、かけ算。 鮒谷周史
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        今年20冊目。おススメ度★★★★☆

        結論:シンプルな言葉の中に確かな「気づき」が得られる本

        著者の鮒谷氏は米大手通信社ワールドコムの日本法人の元営業マン。2002年のアメリカ本社の粉飾決算発覚を契機とした経営破綻に巻き込まれて一時失業者の身分にあった方です。

        凡人であれば落胆の日々が長く続くところ、著者は「失業はむしろ、これまで学んできたことを試す絶好のチャンス」と前向きに捉え、日々学び実践してきたことをメールマガジンで配信し始め、3つの会社を立ち上げています。

        このメルマガ『平成・進化論。』が爆発的な人気を博し、本書はその中から読者に特に好評だったものを加筆修正したものとなっています。

        ですので、メルマガを通じ著者のことを知って、この本を買う人が多い様ですが、私の場合はこの本がおもしろかったので、早速メルマガも読む様になりました。

        さて、本書の中身についてですが、以下のとおり大きく分けて6部構成となっています。

        <第1章>                                   かけ算発想をするだけで突然、成功のサイクルが回りだす「結果を出す思考」編

        <第2章>                                    人の半分の時間で、最大の成果を得るためのオキテと習慣「タイムマネジメント」編

        <第3章>                                    20倍速で仕事ができるようになる、自分のすごい変え方「セルフプロデュース」編

        <第4章>                                    人的ネットワークこそ、かけ算で無限大に広がる 「コミュニケーション」編

        <第5章>                                    どんな言葉を口にするかで、自分の結果に天地の差がつく「声に出したい言葉」編

        <第6章>                                    誰よりも早く成長し続ける自己投資の法則 「インプット&アウトプット」編

        以下、印象に残った言葉の一部を参考までにご紹介します。

        ほんの小さな歩みでも、「成長率と継続年数の複利公式」で、1年後には44%も自分の能力が高まっている
        入念な準備より、スピードを重視。完璧症候群を排して、前のめりで突っ走ろう
        創造性を発揮することより、まずはビジネスにおける定石・定跡の収集を目指す
        どんな大きなテーマも細分化して考えれば、解決の糸口が見つけやすくなる
        優柔不断は誤った決定よりもなお悪い
        待っていても、やる気は湧いてこない。悶々としている暇があったら、とにかく動く
        「すぐやる共和国の大統領」など、好きなネーミングを自称してスピーディに動く
        二番目の山の存在を知らない人にとっては、日本に山は富士山だけ(何でもいいからナンバーワンを獲得する)
        まずは「欲しいもの」を声に出してみる。それが他の人からの協力を得るための第一歩になる
        「ありがとう」は本当にありがたい言葉。心の中でつぶやくだけで、マイナスの世界がプラスに変わる
        泣きたくなるほどの辛い経験も、「これは生涯にわたってのネタになる」と思えば、成長の糧に早変わりする
        以上、書き出したら、本当、きりがない位、「ためになる言葉のオンパレード」です。

        自己向上意識があるビジネスマンの貴方・貴女の手元にぜひ置いてください。
        | becomerich | 書籍(ビジネス全般) | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        プロが教える年収300万でも表参道に家を買う―財産を作れる人作れない人 加瀬恵子
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          プロが教える年収300万でも表参道に家を買う―財産を作れる人作れない人プロが教える年収300万でも表参道に家を買う―財産を作れる人作れない人加瀬 恵子 幻冬舎 2007-02売り上げランキング : 5816Amazonで詳しく見る by G-Tools

          今年19冊目。おススメ度★★★★☆
          結論:やっぱり家は買うのが一番と思った

          著者は表参道不動産の代表取締役社長で、不動産コンサルタント。事業活動の傍ら、テレビ・新聞などのメディアで活動を行っており、特に女性向けマンション購入・賃貸に関するアドバイスには定評がある方。

          「不動産」「家」と言えば、文字どおり「動かせないもの」「一生に一度の大きな買い物」といった風に語られ、そう思い込んでいる人が多いですね。でも、本書ではそんな「誤解」を解いて、不動産は動かして(買って→貸して→売って)増やしていくものであることを簡潔に説明しています。

          家を借りている人は、居住サービスにかかる費用(家賃)を他人に分配している人であり、他人の資産づくりに協力するだけで、自分の資本を作ることはできないので、社会に出て収入を得られるようになったら、すぐに自分の家を持つ(資本の「蓄積」と「保有」と「住む」が同時に行える効率のよい仕組み)ことを薦めています。

          そして、本書を読めば、人生のライフサイクルの変化に応じた物件の選び方がよくわかります。特に、これからの賃貸住宅で需要がある単身者向けの物件に関するアドバイス(適切な大きさ、間取り、駅からの距離等)は非常に参考になりました。

          「流動性こそ不動産の価値」「エリアの価値とブランド力で売却価格は決まる」この言葉は、既に不動産を保有している人も、これから購入を検討する人どちらも熟考すべき肝とも言えるポイントだと思いました。

          最後に著者の言葉で締めたいと思います。

          数十年にわたる不動産運用の計画は、「種を蒔いて木を育て果実を取る」ことの繰り返し、そして、資本家への道はその種を「早く蒔いた人勝ち」です。
          | becomerich | 書籍(住宅) | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
          「負けるが勝ち」の生き残り戦略 泰中啓一
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            「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか泰中 啓一 ベストセラーズ 2006-09売り上げランキング : 45184おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

            今年18冊目。おススメ度★★★☆☆

            強い者が勝ち、弱い者は滅びる。生物の世界は、そういう「優勝劣敗」「弱肉強食」の世界だと一般的に思われています。

            ですが実際には、長い進化の果てに生き残った現存する生物は、長期的に見て、互いに助け合うという「利他主義」を採っており、弱い者ほど生き残るパラドックス(逆説)が見られることを、「殺虫剤のパラドックス」(殺虫剤でハエやゴキブリを殺すと、当座は数が少なくなるが、しばらく経つと、以前よりぐっと増える)や、「囚人のジレンマ・ゲーム」、そして選挙など生物界と人間社会の両方から幅広い実例を取りあげながら、自分のことばかり考えるジコチューは滅び、「黄金律」戦略と呼ばれる利他主義をとった者が、結局は最後まで生き残ることを、ゲームの理論を駆使しながら簡潔に説明する本です。

            ページ数が170ページを切る薄い本ですが、少ないページの中に、豊富な図表を駆使して本来難しい題材をうまくまとめています。

            地球やそこに生息する生物は、相互影響の網の目が張りめぐらされている「複雑系」のシステムの中にあり、この「複雑系の予測はしばしば困難を極める」というのが、著者が「もっとも主張したかったこと」となっており、本書のタイトルのネーミングには少し違和感を覚えました。

            ですが、普段毎日同じ仕事や人間関係に縛られて「硬くなった頭」をほぐすには、ちょうど良い本と言えます。


            | becomerich | 書籍(一般その他) | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) | -
            読書の効用・副作用
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              いつも家にいる時間は、机に座りパソコンを触っているか、本を読んでいることが多い。

              本は、他人の貴重な体験を安価な値段で擬似体験できる素晴らしいツールであり、いつも私はその恩恵を受けている。

              でも、いつもよいことばかりではない。この土日は本のせいで機嫌が悪いのだ。なぜかって?。風邪のせいで鼻が詰まっていることもあるが、この休みに手にした本がどれも「いまいち」のためすっきりしないから。

              たまたま、「献本」を受けるサービスに申し込んだら、「資格あり」となり、早速2冊取り寄せたところ、「ハズレ」だったもので、いくらタダで読めるからといっても、「書評を書く義務」はあるし、貴重な時間を費やす必要もある。まぁ、諦めるしかないか。

              そういう訳で、機嫌が悪かったのであるが、気分をよくするため、「後味のよさそうな本」を本棚(読んでない本がたくさん並べてある)から1冊ピックアップした。

              グッドウィル・グループ会長の折口雅博氏の『「プロ経営者」の条件』である。
              スッキリできそうな予感。
              | becomerich | 読書 | 14:36 | comments(0) | trackbacks(0) | -
              「活気的新発売」とはうまいネーミングだ
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                ノロウイルスによる風評被害で大打撃を受けている国内最大のカキ生産地・広島に、カキフライを挟んだバーガー「広島バーガー」が登場したとの話題です。 考案したのは、県漁業青年連絡協議会かき養殖部会のメンバーで、サクサクした食感に栄養満点で、1個300円で販売。 地元のカキ祭りでは、1時間半で用意した100個が完売したそうです。同部会は「活気的新発売」と、カキをかけたキャッチフレーズでPRに注力する予定でこれから県内各地のさまざまなイベントで売り出されるとのことです。 カキは私の大好物。大手ハンバーガーチェーンでも売り出してくれないですかねぇ。
                | becomerich | 日記 | 13:15 | - | - | -
                Yes,andで、すべてはうまくいく! 樋栄ひかる
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                  今年17冊目。おススメ度★★☆☆☆
                  結論:素直な気持ちを持たないとこの本は読めない

                  「素直」って、言葉を見聞きして、人はどんなイメージを持つでしょうか。「性格が素直な良い人」という場合には、肯定的なイメージを持っている場合。一方、「あいつは素直なのは良いが、人を疑うことを知らない世間知らずだ」等その人のことを成熟していない子供扱いする場合にも使いますね。

                  本書は、コーチングや英語でのコミュニケーションスキル養成などの研修講師として自分で会社を経営する著者がその研修・ワークショップで一番大切なルールとしている<Yes,and>という考え方が、ひとりのOLのトラブルとハプニングでいっぱいの1日をたどりながら、読者にも身につく構成となっています。

                  <Yes,and>では、まず、他人の言葉やアイデアや気持ち、その人の存在自体をすべて「素直な心」で「Yes」でいったん受け入れます。そして、ただ受け入れるだけでなく、次に「and」で、自分の思いや考えを融合させる、2ステップをとります。

                  本書の中では、主人公の身のまわりに、取引先からの苦情や上司からの嫌み、そして男の上司3人との飲み会&カラオケというセクハラ・パワハラ地獄の場面まで登場しますが、主人公はどんな状況におかれても、「それはちょうどいい!」と考えることで、災い・ピンチを幸運に転化していくストーリー展開です。

                  なんでこのクソ忙しいときに、こんな仕事を追加で・・。どうしてあの上司は、グチグチとミスを追及するんだろう・・・。なんで、お客様は、よりによってこんなときにこんなクレームを・・・。などなど、皆さんの毎日の仕事や生活の中でも、この様に予期せぬこと、嫌なことが起きたりしますよね。それも最悪なタイミングで。

                  その時に、「いい加減にしてくれ!」とヤケになるか、Yes、Andで受け止めてプラスに返せるかどうかが、人生をハッピーなものにするか否かの分かれ道となることを教えてくれる本です。

                  <Yes,and>を行うことで、(1)相手の話を全身全霊を込めて「聴く」クセがつき、人間関係が劇的に改善する、(2)イヤなことや、これまで興味がないことにも、「これっておもしろい」と意欲的に取り組めるようになることで、チャンスが次々と巡ってくる「効果」が期待できるそうです。

                  スカスカの文字数で160ページほどの本ですが、単純かつワンパターンの筋書きのため正直言って途中で何度か読むのをやめようかとも考えましたが、「素直に本書のテーマどおり<Yes,and>で読み、著者の思いを受け止めなければ、本書を手にした意味がない」と自分に言い聞かせて最後まで読みました。

                  もともと、俳優訓練のトレーニングシステムとしてカナダで開発されたという「インプロ」という即興劇の手法のひとつとして生まれたという<Yes,and>。

                  本書は読む本ではなく「実践して」こそ価値が生まれる本だと思います。
                  | becomerich | 書籍(成功法則) | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | -
                  プロの論理力! 荒井裕樹
                  0
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                    今年16冊目。おススメ度★★★☆☆

                    結論:野心がなければ何事も成功しない

                    ビジネスマンの集まる有楽町の書店の目立つところに置いてあったこと、私の弱い「論理力」の文字に引き込まれたことから、自宅にいったん帰りアマゾンのレビュー確認後購入しました。

                    著者の荒井祐樹氏は、1976年生まれ、東大法学部卒業の弁護士。あの有名な青色発光ダイオード中村裁判など、升永英俊弁護士が名声を高めた事件の右腕として関与するなど若手実力派の弁護士です。私は見逃しましたがテレビ「情熱大陸」にも登場しています。

                    父親が弁護士の家庭に育ち、幼少の頃から「論理力」をたたき込められて育ち、当初は「弁護士だけはなりたくない」と思っていたそうです。

                    在学中に将来ビジネスの武器にするため司法試験の資格を取得しますが、採用内定をもらっていたレコード会社への就職が事情があって立ち消えになった際、「とりあえず法律事務所からも内定をとっておこう」との軽い気持ちで東京永和法律事務所を訪問。

                    そこで見た「準備書面」(訴訟を起こすに当たって弁護士が作成し、裁判所に提出する書類)が最高裁の判例を覆そうとしており、その「論理の力」に感動したこと、少年時代には本気でプロ野球選手を目指していたことがあり、スポーツ選手のように「個人の力」で勝負したい、との思いが強かったことから、弁護士を職業に決め、規模の面では大手でない現在の事務所を選んだそうです。

                    本書では、有名事件だけでなく、痴漢被害者の弁護など身近なケースも取り上げながら、実例を通して「論理」の組み立て方等がわかりやすく述べられています。

                    <論理的交渉力を高める七つの掟>

                    1 戦況判断のために、まず徹底した「情報収集」を行なう
                    2 情報収集に基づき、「実現可能で明確な目標」を設定する
                    3 「自分でコントロールできること」と「コントロールできないこと」とを峻別し、「自分でコントロールできる」要素に集中する
                    4 目標達成に必要な「条件を列挙」し、一つずつ「潰して」いく
                    5 「入念な準備」をした上で、「こちらから行動を起こす」ことで交渉の主導権を握る
                    6 決して「感情的」にならない
                    7 交渉相手に「感動」を与えて、「説得」ではなく「納得」してもらうことを心がける

                    この掟を見て感じたことは「至極ごもっとも」。そして、この様な内容の本の類書は他にたくさんあると思いました。

                    それでも、著者が第1章(「トップ弁護士はどこが違うか」)で述べている様に、「平均点弁護士」と「勝てる弁護士」との間を分かつ「個人の力」、それは「論理力」だけではなく、「野心」である、との主張はやっぱりそうかと思いました。

                    「他人とは違うことをやってやろう」という野心こそが、「差別化」の出発点であり、それなしには、「個人の力」で勝負することなどできない。その通りだと思います。

                    全体を通して言えることは、読みやすい、「論理力」の向上のための本としては可でもなく不可でもないといったところですが、「いつ死んでも悔いの残る」位常にやり遂げたい目標を持って人生を送っている、とのエネルギッシュな気迫が伝わる本です。

                    【追伸】

                    「あとがき」で本書を書くことは、安価でノウハウをばらすことになる、と書いたことが一部読書の反感を買った部分もある様ですが、著者曰く「私の個人の力に対する世間の評価の定点観測」と割り切って書いた本書の続編も読んでみたい気がします。
                    | becomerich | 書籍(ビジネス全般) | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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                      今年15冊目。おススメ度★★★☆☆
                      結論:カリスマ予備校英語講師初の勉強本

                      安河内哲也氏と言えば、英語の勉強をしようと思って書店に行ったことのある人なら、学生・社会人の別を問わず一度はその名前を目にしたことがあるでしょう。私もTOEIC対策の本でお世話になりました。

                      本書は、語学書・学習参考書を中心に著作数60冊を超える著者が、20年以上かけて開発してきた超効率的な時間対効果の勉強法をまとめたもので一般読者向けには初出版となるもの。

                      高校時代クラス44人中42番という成績だった著者ですが、身につけた勉強法により上智大学外国語学部、慶応大学文学部に合格。以降、TOEIC満点、英検1級、通訳案内士免許など英語難関資格を次々と取得しています。

                      本書の冒頭では、「勉強できるのはクールなのです。カッコいいのです。」「勉強=恥ずかしい、という思いを捨ててほしい、と心構えを強調したうえで、本文で数々の具体的な「やり方」を披露しています。

                      主なものとしては、

                      勉強は、長時間やるよりも、密度を濃くすることを目標にせよ!
                      科目・テーマにかかわらず、テキストや参考書はかならず2〜3回音読する!
                      「早起き・朝食・排便」を習慣にせよ!
                      勉強時間のメインは「訓練と暗記」。ノート作りは無駄な「作業」、「勉強」ではない
                      何のためにやっているか、いつも意識する
                      ガツンと一気にやって、ちょこっと休む
                      「最初は浅く、反復しながら深く」のスパイラル方式で暗記する
                      1分野につき1冊だけ残して、残りの参考書は捨てる
                      自分の知らないことは小学生向けの読み物で学ぶ
                      問題集はドンドン書き込んで使い捨てる  など

                      私は読む量もそこそこ多いですが、常時かなりの「積ん読」(特に英語関係)状態となっており、「1分野1冊で十分」との著者の主張に、グサッときました。

                      なお、順番が前後しますが、第1章(「最初の一歩」をどうやって踏み出すか)で、著者は日常生活で「off the beaten track」という習慣を身につけることで新しい世界が見つかると述べています。

                      「beaten track」とは「踏み固められた通り道」という意味。例えば、「毎日家を出て電車に乗って会社に行き、会社が終われば飲み屋で同僚と上司の悪口に花を咲かせ、電車に揺られ家路につく」という生活のことを指します。

                      新しい「何か」と出会おうと思うなら、この「道」から出ること、そうすることで、これまで「いつか〜をやってみたい」と思いながら実際には出来なかったことが実現する、との主張です。

                      この様に単なる勉強法としてだけでなく、「よい習慣」を身につけるために有益なアイデアやコツが詰まっていますので、皆さんもぜひご一読ください。
                      | becomerich | 書籍(自己啓発) | 17:11 | comments(0) | trackbacks(9) | -
                      ブログを始めるなら、まずココを読め
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                        少し古いデータになりますが、2006年3月末現在のブログ利用者は延べ約868万人(総務省公表データ)に達しています。定期的に更新するアクティブユーザーの数は、これよりかなり少ない様ですが、相当な数の人が既にブログを始めています。

                        ブログもブームを過ぎて「定着する」時期が到来したと思いますが、以前から始めている人の中には、「そろそろ2つ目のブログを開設しようかなぁ」「他のサービスに乗り換えてみよう」という方もいらっしゃると思います。(私もその一人)

                        もちろん、中にはやめようと考えている方や、まだ始めていなくてどのサービスにしたら良いか迷っている人もいることと思います。

                        そこで、そういう貴方・貴女にとっておきのサイトがありますので、ご紹介します。かなりブロガーの間では有名なサイトですが、ご存知なかった方はどうぞこれを機会にご覧になってください。
                        【無料ブログ比較なら】まぁ、待てブログを借りる前にここを読め。
                        | becomerich | おススメのサイト | 12:31 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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